自然治癒力・健康を高めるスイッチの入れ方

自然治癒力のスイッチの入れ方の種類

年齢を重ねるごとに、また悪い生活習慣を続けていると人間の体はそれが普通だと認識してしまいます。
それによって色々な慢性的な不調が起こるようになってなかなか治らなかったりします。

テレビ番組や書籍などを見ていると、健康に良いとされる栄養素を補給する方法と、一見真逆の体に悪いのじゃないかと思われるような逆療法的なものも見受けられます。

例えば、お風呂のお湯の温度が42度程度の熱い浴槽に10~20分つかり、体温が38度以上になるよう温めるというもの。
ヒートショックプロテイン(HSP)という傷ついた細胞を修復するタンパク質を増やす効果があるという事で、免疫力を高めたり、コラーゲンの減少を抑制したり、代謝を活発にして脂肪を燃やしたりと様々な効果があり、美容はもちろん医療の分野でも注目されているそうです。

この効果は、しおれたレタスを50度のお湯にしばらく浸けていると、シャキッとよみがえってくるテレビCMでもおなじみですね。

また、稲の苗をわざわざホウキで掃いたり、ローラーを掛けたりしてストレスを与えて丈夫に育つようにしていることをご存知でしょうか?

東洋医学での鍼灸治療などはまさにストレスやショックによって健康スイッチを入れているということが考えられ、人間も同じような仕組みを持っているということでしょう。

今まで私が調べた中から、そういった自然治癒力や健康のスイッチが入るということで思い当たる事を少しまとめてみました。

目次

自然治癒力・健康を高めるスイッチの入れ方の種類

・温度
・ショック
・物質
・空腹

自然治癒力・健康を高めるスイッチの入れ方<温度>

●お風呂の温度

最初にも書きましたが、お風呂のお湯の温度を42度程度に10分ほど浸かって「熱によるストレス」によりヒートショックプロテイン(HSP)を増やす方法です。

期待される効果
免疫細胞の働きを強化、細胞内の傷ついたタンパク質を修復、乳酸の発生を遅らせる

注意事項
・体調不良時、高血圧、心臓の悪い方はしないこと
・入浴前に水分補給
・40~42度で10~20分(熱すぎるのはNGですが、私の場合は40度では最初だけ少し熱い感じがしますが馴れるとぬるく感じで温まりませんね)
・体温が38度になるくらいに温める(自分の平熱より1.5度プラスが目安。平熱36度の人は37.5度)
・2~3日に1回(毎日やると馴れて効果が無くなる。ストレスを感じなくなる)

●発熱

例えば最近では風邪をひいたときに出る熱は、免疫力を上げて身を守るための生体防御機能のひとつとして理解されるようになってきました。

高温で40度にもなるとかでなければ、逆に薬や氷などで冷やして無理に熱を下げない方がいいという事が常識になりつつあります。(最近多いですよね?常識が変わるの…)

昔は風邪をひいたら布団を厚くして、わざと暑いのを我慢して汗をかきなさいと言われていました。当然水分補給は必要ですが、昔から理由は分からなくとも生活の知恵として伝えられて来たのでしょう。

また、最近では風邪をひいた時こそ、熱めのお風呂に入って免疫力を高めなさいという人もいるようです。

こういった場合でも、体温は38度(平熱+1.5度)位を目安にして、それ以上熱が有る場合には医者の指示を仰いだ方が良いと思います。

●お灸

お灸による治療も、ツボを温めて血行を良くするという事もあるでしょうが、温めるというより「熱によるストレス」によりツボを刺激して自然治癒力が高まると考えられるのではないでしょうか?

お灸と言えば鍼灸院へ行かないと…、と思うかもしれませんが自分で気軽にできる「せんねん灸」があります。

また、今では煙の出ないお灸や火を使わないお灸もありますし、通販でも購入できますので以前より気軽に始められると思います。興味がありましたらせんねん灸のサイトに「とっておきの13のツボ」というページがあり動画でも解説していますのでご参考にしてみてください。

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参考サイト:せんねん灸「とっておきの13のツボ」

お灸とイボ

ツボじゃなくイボの話で申訳ありません。

昔からの民間治療でイボをお灸で直すというのがあります。興味がありましたらネットで検索してみてください。
イボには大きく2種類があり、簡単に言えばウィルス性のイボと、老人性のイボ。

老人性のイボは代謝が悪くなって肌に角質が残ったりしたもの。今回はウィルス性のイボの話で進めます。

ちなみに、皮膚科医院に行くとイボの治療法は3つあります。
一つはクヨイニン(ハト麦から精製)飲み薬。昔からハト麦は美肌に効果がると言われていますが、イボには人によって効果が違うとの事で、またウィルス性のイボにはあまり効かないようです。
二つ目は液体窒素で焼く、というより低温でイボの細胞を壊死させると言った方が正解か?数回通院する必要があります。
三つ目にレーザーで焼く。これも焼くというよりレーザーで切り取る手術と言った方がイメージは近いかも、麻酔を注射し場所と大きさによっては結構血がでます。1回の治療で済みますが、これが一番痛い。

お灸でイボを治療する時に「お灸の火でイボを焼く」というイメージがありますが、調べるとちょっと違うことに気が付きました。

というのは、顔だったので火傷の跡が残るのが心配で、焼くまでやらなくともちょっと熱いと感じる程度を何度か繰り返して治ったという人がいたという、確か鍼灸院の人の書き込みがあったのです。

また以前聞いた話では、複数のイボが有ったが、そのうちの一つをお灸で直したら他のイボも自然に無くなったと言うのです。

これらの事からウィルス性のイボの、このウィルスに対する免疫力にスイッチが入ったと考えられるのではないでしょうか?

実は、私の足の裏にイボが出来、大きくなってきたので市販薬のイボコロリを使ってみましたが、結局取りきれなくて皮膚科に行きました。
それで、前に書いた3つの治療方法を言われ、忙しかったので1回の治療で済むレーザーでの治療をお願いしたのです。

足の裏だったので麻酔の注射の痛いこと!
治療中は見えなかったのですが、治療後にガーゼに結構大量の血がついていました。

足の裏の指の付け根の近くの少し盛り上がっているところだったので、歩くとぶつかって痛く、3週間ほどはかかとで歩きました。

そして、治ってから数か月後にまた同じところにイボが出来たのです。というか、全部取りきれていなかったのです。
医者に言ったら、「また取ってあげるから」って簡単に言われて、あんな痛い思いはもうイヤです!

で、色々調べた結果が上記の「免疫力にスイッチが入った」に辿りついたわけです。

これから書くことを、やるとしても【自己責任】でお願いしますね!

少し熱いと感じればいいのだから、お灸の代わりに使い捨てライターを使いました。

厚手のボウル紙に患部(イボの部分)の大きさの穴をあけて、患部の周りの正常な皮膚を覆ってガードしてライターの火を近づけます。
くれぐれも最初から、熱いと感じるまでやらないでくださいよ!

人間の神経伝達なんて遅いんです! 熱いと感じた頃に火を遠ざけても、もう火傷をしている可能性があります。

ライターの火を近づける時間を少し長くしては、遠ざける。を繰り返して少し「熱い」と感じる程度を5~10回程度繰り返します。

これを私の場合は、1日1回、1か月ちょっと続けました。少しイボが小さくなったかな?と思ったら、あとは放置です。

知らない間に治っていました(;^_^A

ちょっとイボの話が長くなってしまいました。

自然治癒力・健康を高めるスイッチの入れ方<ショック>

ショックと言えば、ヒートショックもショックですが、それ以外という事で…

●鍼(はり)

鍼治療はショックというほど痛みは感じないのですが、ツボに直接針を刺すことで傷が着き、生体的にストレスを感じさせていると言えるのではないでしょうか。

鍼は素人が自分でやるようなことはやめておいた方がいいので、ここではこれ以上触れません。

●マッサージ・指圧

マッサージはコリをほぐす、という事であればショックには当たらないかも知れませんが、イタ気持ちいい程度になれば何らかのストレス状態が発生するかも知れません。

韓国式の痛いと言われる各種マッサージはまさにショックストレスで、自然治癒力にスイッチが入るのではないでしょうか?

自然治癒力・健康を高めるスイッチの入れ方<物質>

物質と言っても、思い当たるのは液体です。

●木酢液

これもイボの治療方法の情報を探していた時に見つけたのですが「木酢液」です。

木酢液とは、木を焼いて炭を作るときに出る煙(気体)を冷却した時に得られる液体。
通常は茶色く濁っていて、よく農薬の代わりに植物の虫除けに利用されています。

絶対に不可能と言われた無農薬リンゴの栽培に成功して話題となった青森のリンゴ農家・木村秋則さんの「奇跡のリンゴ」の中に、リンゴの木に虫除けとしてだけでなく「病気」にもこの木酢液を使ったという記述があったと思います。

木酢液は弱酸性の液体で、若干の殺菌作用はあるかも知れませんが、薬というよりリンゴの木にストレスがかかったと考えられないでしょうか?

これは、人間のイボに効くということでも同じくストレスを与え自然治癒力を引き出しているのではと考えられないでしょうか?

実際に試す時には、園芸用の安い木酢液の茶色は発がん性物質といわれるタールが含まれていますので、蒸留したものや、3年以上寝かせた上澄み液だけを採った透明なものが有りますので、そちらを使った方がいいと思います。

●コールタール

コールタールは石炭を燃やした時に出る煙(気体)を冷却した時に得られる真っ黒な液体です。

これは以前アトピー性皮膚炎の治療方法を調べている時に見つけたのですが、日本では余り馴染みがないのですが海外では塗り薬として昔から使われていたそうです。

想像しただけでは体に悪そうな代表格ですね(;^_^A

これもなぜ効くのかまでは、明確に分かっていないようなのですがコールタールの何らかの成分が刺激となって自然治癒力のスイッチを入れるのではないかと思います。

※日本では薬として認可されていないので、くれぐれもご注意を。

こういったいわゆる民間療法的なものは、研究しても殆どがお金を生む可能性が少ないため、研究費が賄えなかったり、また、利害関係業界などとの事情もあるかもしれませんし、そためあまり本格的に取り組まれないのが実情のようです。

●海水

これもだいぶ前にアトピー性皮膚炎の治療方法を調べて見つけたのですが、「アトピー性皮膚炎の人のための海水浴合宿」という記事を見つけました。

確か2~3日の合宿で、午前中2時間、午後から3時間ほどだったか? 海水に浸かるというものでした。

海水と言えばミネラルなど体に良さそうな成分も含まれていますが、殆どはナトリウムで言うなれば塩水です。

Yahoo掲示板?だったかで、海水浴がアトピー性皮膚炎に効果が有るかの質問に、医療関係者らしい人の回答に「塩水に浸かって悪化することはあっても効果は考えられない」といったようなものがありました。

実は私もアトピー性皮膚炎で、状態が悪く藁をもすがりたい時に一度海に行って試してみたことが有ります。
最初は激痛と言いたいほど、ものすごく滲みました。その日は日焼けも気になったので1時間ほどでしたが、浸かっているうちにだんだん慣れてきてその後2、3日は、かゆみが和らいだ気がします。

これも海水の何らかの成分が良いのかも知れませんが、塩水による刺激も自然治癒力のスイッチに関係があるのではと考えています。

以前はそんなに情報量はなかったのですが、今では「塩水 アトピー性皮膚炎」などのキーワードで検索すると塩風呂など多くのページがヒットするようになりましたね。

天然の粗塩をお風呂に入れたら効果が期待できるかも知れませんね。

自然治癒力・健康を高めるスイッチの入れ方<空腹>

●断食

断食と言えばイスラム教のラマダーンが有名ですが、キリスト教やヒンドゥー教、仏教などにおいても精神統一や修行の一環として重要な宗教的行為となっているようです。

最近、「プチ断食」や「週末断食」などで健康に、といったキーワードを見かける機会があり気になっていたところへ、たまたまAmazonで見つけた本で、船瀬俊介著「3日食べなきゃ、7割治る!」を読みました。

本の内容には、「病院で殺される」などの過激な表現もありますが、飽食や偏食が生活習慣病に結びついていることは容易に理解出ます。

食は生きるための大前提であって、長時間の空腹はそれを脅かすもの。3日食べないと体の本能が危機感を覚え、細胞レベルでこの事態に対応しようとするスイッチが入るということです。

大分前ですが、7日間の断食道場に参加したという人の記事を読んだことがあったのですが、3日目頃に殆どの人が大量の便が出るのだそうです。食物を満足に摂っていないのになんで?と思った記憶があります。

それは腸の働きが良くなって宿便が排出されるということだそうです。

そうです。断食3日目でスイッチが入るのです。

体が、十分な食事が摂れないと認識して省エネ運転モードに入るのです。
余計な不要物は排出して体を軽くして、少量の食物からでも効率よく栄養を吸収しようとするため胃腸やその他の内臓の働きが最大限に高められるのです。

空腹感=ストレス と考えずに、空腹感=健康になれる

と考えれば空腹感も我慢できるというか、快感になるそうです。なんかマゾっぽいですが(笑)

そういえば最近、「空腹感」を長時間味わっていたかなぁ?と改めて思います。

3日以上の断食は専門の指導者がいないと危険が伴う場合があるのでやらない方がいいということです。

が、3食全部抜かなくとも朝食を抜くだけでも効果があるということですので、私もやってみました。

体重も減って本当に体調が良くなりましたよ。是非お試しください。

※朝食を抜くのは健康に悪い、仕事・勉強の効率が下がるという世間の見解(TV番組などでの実験方法など)には、著者は異議を述べています。

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